研究課題/領域番号 |
17K03971
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
石井 充 関東学院大学, 人間共生学部, 准教授 (10350753)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ネットワーク外部性 / 飽和市場 / エージェントモデル / シェア変動 / 成長曲線 / スケールフリーネットワーク / イジングモデル / 拡張型イジングモデル / 携帯電話市場 / 経営戦略 |
研究成果の概要 |
携帯電話市場やSNS市場においては、ネットワーク外部性の効果が大きく、シェアの固定が生じやすいと一般に言われている。しかしながら、現実のこれらの市場を観察すると、シェアの固定化が生じるはずである飽和状態においても、実際にはシェア変動が生じている。 この現象を定量的に解明するために、エージェントモデルを用いた定量的な分析を行った。その結果、飽和市場においても、サービスの効用に変動が生じれば、ある程度のシェア変化が生じ得ることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては、利用者間のつながりがサービスの価値を高めるという、ネットワーク外部性の効果が大きな役割を持つ市場において、新規サービスがもたらすシェア変動の効果を調査した。 既存の研究では、市場が飽和状態にあると、シェア変動は生じにくいとされてきた。しかしながら、現実の市場においては、たとえ飽和市場であっても必ずしもシェアは固定的であるとは限らないことが判明している。 そこで、本研究においては、市場が飽和市場にある時に、サービスの利用者をエージェントとして、その相互作用を取り入れるモデルを用い、シェア変動を定量的に調査した。その結果、現実的なシェア変動をある程度再現できることが示された。
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