研究課題/領域番号 |
17K03977
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 城西国際大学 (2019-2021) 京都大学 (2018) 同志社大学 (2017) |
研究代表者 |
松本 茂 城西国際大学, 国際アドミニストレーション研究科, 教授 (80772079)
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研究分担者 |
砂川 伸幸 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (90273755)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | M&A / 国際経営 / 相乗効果 / 企業戦略 / 海外市場依存度 / クロスボーダー / 買収後の経営 / 規模の経済性 / 範囲の経済性 / 経営学 |
研究成果の概要 |
本研究では日本企業の海外M&Aの成否とその要因について定量的、定性的な分析を行った。1985年から2011年までの買収金額100億円以上の案件全て(255件)の買収後の継続保有と業績から成否を判定したところ失敗が79件、成功が26件であった。海外M&Aは失敗が成功を大きく上回っていること、草創期と比べ発展期で成否割合の改善が見られることを明らかにした。また、成否に影響を与える企業行動として買収時の規模の優位性と買収後の追加買収の実行を仮説として導出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今世紀に入った20年間で日本企業による海外M&Aの件数は9390件、総額は120兆円に及び、今後も増加が見込まれ、将来、海外での買収成否が企業業績に大きく影響すると考えられる。海外M&Aについて、買収後の経営に着目した著書「海外M&A新結合の経営戦略」が日本経済新聞や読売新聞の書評で取り上げられるなど、研究成果について一定の評価を得た。一方で、経営の現場では失敗の数が成功を上回り、またM&Aは途上の研究領域でもある。今後、調査対象とする買収案件数は増加していくことから、より質の高い分析を実行することで、更に企業経営そして社会への貢献に繋げていきたい。
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