研究課題/領域番号 |
17K03986
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
|
研究機関 | 公益財団法人アジア成長研究所 |
研究代表者 |
岸本 千佳司 公益財団法人アジア成長研究所, 研究部, 准教授 (70334026)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 台湾半導体産業 / ファブレス / ファウンドリ / スタートアップ / 中国半導体産業 / 半導体産業 / 競争戦略 / 次世代産業 / 経営学 |
研究成果の概要 |
主な成果は次の三つである。①台湾半導体(IC)産業のキャッチアップ(および日本企業の凋落)のメカニズムについて、企業の競争戦略ストーリーの観点から解明した(戦略の主要な構成要素とその関係性、および、それが全体として競争優位に繋がる方向性と整合性を有しているかを検討した)。②半導体の応用分野であるIT・エレクトロニクスおよび各種次世代産業(IoT、AI、ネットワーク、ロボット等)とその担い手(スタートアップ等)について、事例研究を行った。③近年台頭する中国の半導体(IC)産業の現状について、売上高・市場、国内地域別発展状況、部門別発展状況、および主要企業事例の分析を通して解明した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハイテク産業の代表格である半導体(IC)産業で、後発の台湾企業によるキャッチアップを促した外的要因(国際的な市場・技術トレンドの変化)と内的要因(企業の競争戦略や能力構築)を明らかにし、合わせて、先発の日本企業が凋落した理由についても同様の視座から解明した。(単なる一般論ではなく)特定の産業の文脈を踏まえて、先発国と後発国の興亡のメカニズムについての理解を深める上で貢献し、ひいては、今後の企業の競争戦略や国の産業政策の在り方にも示唆を与えるものと考える。
|