研究課題/領域番号 |
17K04026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 関西学院大学 (2022) 流通科学大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
森藤 ちひろ 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (10529580)
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研究分担者 |
山本 昭二 関西学院大学, 経営戦略研究科, 教授 (80220466)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 家族の意思決定 / 家族アイデンティティ / 家族価値観 / ICT / ウェルビーイング / 購買意思決定プロセス / 家族の価値観 / 家族ライフスタイル / 情報探索 / 家事労働 / 意思決定プロセス / 意思決定 / 消費者行動 / 価値観 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、ICTの利活用、家族形態・価値観の多様化が家族の意思決定プロセスに与える影響を明らかにすることである。本研究は同居家族だけでなく日常的に繋がりを持つ非同居家族も含めて「家族」と捉える。家族の中で行われる自動的な意思決定と統合的な意思決定の両者を調査した。家族の意思決定プロセスと、ICTに対する態度、ICTリテラシー、家族構成員の役割、家族アイデンティティ、ウェルビーイングの関係を考察した。現代の家族の意思決定では実子が重要な役割を担っていた。ICTは家族の役割構造、家族アイデンティティに深く関わり、世帯間を繋ぐICT活用は家族の紐帯を強め家族の価値を高めていると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ICTの発展、家族形態や価値観の多様化が複合的に影響する現代の家族の購買意思決定プロセスを、家族アイデンティティとウェルビーイングの視点から考察した点に学術的意義がある。日常的に交流のある現代の親世帯と子世帯による家族の意思決定において、実子を核とした構造と、ICTを活用した家族の紐帯形成と情報共有を明らかにした点に社会的意義がある。ICTは、家族の意思決定に影響を及ぼす家族の役割構造や家族価値観の形成にも深く関わっていることを明らかにし、ICT普及社会の家族の意思決定の理解に貢献した。
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