研究課題/領域番号 |
17K04030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
大藪 亮 岡山理科大学, 経営学部, 准教授 (00637275)
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研究分担者 |
清野 聡 安田女子大学, 現代ビジネス学部, 教授 (00803511)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 顧客経験 / 価値生成 / エンゲージメント / 価値共創 / S-Dロジック / 文脈価値 |
研究成果の概要 |
本研究では、これまでの研究成果を踏まえ、既存のマーケティング研究が焦点を当ててこなかった顧客の長期的な消費文脈を対象に、ミクロ・マクロの両視点を行き来しながら、顧客の文脈価値が時間経過と共にどのように生成されるのかを明らかにすることを目的とした。具体的には(1)価値生成や文脈についての理論的検討、(2)マクロ的視点による実証的調査の実施、(3)ミクロ的視点による実証的調査の実施、(4)分析及び理論的考察、に取り組んだ。本研究の結果、文脈価値は顧客経験が基盤となっていること、その顧客経験は蓄積された過去の経験と現在の経験から構成され、文脈価値は経験を通じて生成されるプロセスを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顧客が、いつどのような価値を知覚しているのか、多様な主体は顧客の価値形成にどのような影響を与えたり受けたりしているのか、価値はどのように強化されていくのか、について顧客の長期的な消費文脈に密着した調査から得られたデータの分析を行った。本研究は、顧客を取り巻く多様なアクターを含む顧客経験を通じて文脈価値が生成されるとともに、それらのアクターの活動や役割が顧客の価値生成に大きな影響を与えつつ、逆に影響を受けるプロセスを明らかにしている。本研究のようにミクロおよびマクロの視点から価値生成にアプローチする研究は無く、本研究成果は実際のマーケティング活動にも貢献するため学術的および社会的価値は高い。
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