研究課題/領域番号 |
17K04031
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
|
研究機関 | 大阪市立大学 (2021) 福岡大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
二宮 麻里 大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 准教授 (40320270)
|
研究分担者 |
吉田 満梨 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (30552278)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 市場創造 / 伝統産品 / 情報共有 / 伝統産業 / 情報発信 / 着物 / デザイン / 流通 / アート / 呉服 / 絹織物 / 製品カテゴリー / 取引関係 / 販路開拓 / 流通システム / 消費者行動 / 伝統織物 / ブランディング / マーケティング |
研究成果の概要 |
職人の高度な技術とクラフトマンシップによって日本の伝統的産品は支えられている。しかし、その価値は自動的には消費者に伝播するとは限らない。グローバル市場のみならず、時代により変化する生活環境を分析しながら伝統的産品の価値について、生産者、商業者、消費者、業界団体が一体となって創造しなければならない。 つまり、消費者の行動様式の変容を呼び起こしつつ、新しい素材開発等をおこない、経済的な価値だけではなく、社会的・文化的な背景を含んだ価値を消費者に伝えなければならない。そのためには、従来の学術的フレームワークを越えて情報を共有し、情報発信しながら議論するプラットフォームが求められる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、伝統的産品の市場分析は、原料別、市場別に分断された個別産業分析にとどまっていた。しかし、本研究では、酒類産業と和装産業、農業というような、産業横断的な長期的取引関係の変遷を比較研究することにより、工芸品や農産物、工業製品にも共通の「クラフト」商品特有の特性があることが明らかになった。流通システムを通じてクラフト商品の特性を踏まえたマーケティング活動や情報共有をおこなうことにより、グローバル市場を開拓する可能性を論じるものとなった。
|