研究課題/領域番号 |
17K04046
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 椙山女学園大学 (2018-2019) 新潟大学 (2017) |
研究代表者 |
大串 葉子 椙山女学園大学, 現代マネジメント学部, 教授 (80325555)
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研究分担者 |
上總 康行 福井県立大学, 地域経済研究所, 研究員 (20121494)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 海外事業 / 投資経済計算 / 事業評価指標 / 取締役会議事録 / 定性的分析 / インタビュー調査 / 業績評価 / 事業計画 / 評価指標 / 事業構造の変革 / 海外進出 / 事後監査 / 投資意思決定 / 事例 / 資本予算論 / 意思決定プロセス / 業績評価指標 / 予算資本論 / 管理会計 |
研究成果の概要 |
海外進出時の事業計画や資本予算や期中のモニタリング、事後評価、そして、それらの評価が海外事業の継続・新規投資・撤退・転出などの意思決定に与えている影響についての研究を実施した。 CEOや専務取締役への複数回に及ぶインタビューと、チャットシステムを利用した詳細な取締役会議事録の分析の結果、収益環境が厳しいほど投資評価や再投資に対する議論が長くなり、提出されている資料の量や内容が充実していること、さらに、海外事業マネジメント経験者ほど事業継続のための意見やアイデアを出していることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海外進出時の事業計画や事後評価、そしてその評価が海外事業の継続・新規投資・撤退・転出という意思決定に与えている影響は未解明である。そこを明らかにすることで、海外進出を予定している企業に経験値や示唆を与えられると考えて、中堅の企業(製造業)から取締役会での詳細議事録を入手して分析を行うとともに、インタビュー調査を実施した。 その結果、事前の計画と事後監査では評価指標が異なること、特に、収益環境が厳しい事業に対しては、キャッシュフロー計算書などを用いて事業撤退や転出の検討が行われていること、海外事業のマネジメント経験者は、事業継続のための意見やアイデアをより多く出していることが分かった。
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