研究課題/領域番号 |
17K04050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
野田 昭宏 滋賀大学, 経済学系, 教授 (40350235)
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研究分担者 |
大西 靖 関西大学, 会計研究科, 教授 (80412120)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 社会責任投資 / 会計報告 / マーケット・マイクロストラクチャー / 裁量的会計報告 / CSR投資 / ESG / サステナビリティ報告 / 社会的責任投資 / サステナビリティ / 社会的責任投資会計 / CSR情報の開示 / CSR投資の形成 / CSR投資プロジェクト選択 / 所有構造 / 社会責任投資会計 / 会計報告裁量 / 会計学 / 環境会計 / 社会責任会計 / 資本市場 |
研究成果の概要 |
本研究は,環境,社会及び企業統治に関する会計情報の外部報告に焦点を当て,社会的責任投資が資本市場において形成される過程で,CSR会計がどのような役割を担うかを解明し,持続可能な社会的市場を形成するための制度設計の基盤となる研究を行う。第1に,企業の経済的業績と社会的責任に関心をもつ市場取引者と,一般投資者から構成される資本市場を仮定し,売買取引量,市場流動性,および,市場均衡価格がCSR会計情報からどのような影響を受けているかを分析した。第2に,社会責任投資の形成過程にCSR会計報告が及ぼす影響の解明をした。第3に,企業によるCSR会計報告マネジメントが市場に及ぼす影響を分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色及び意義の第1は,企業の社会的責任に関して異質な利得構造をもつ投資者をモデルに導入している点である。先行研究が,均質な投資者選好構造を仮定して,CSR会計報告の影響を調査してきたのに対し,本研究は,投資者のなかに,企業の社会的責任に関する成果に関心をもち,CSR業績に依存した利得構造をもつ市場参加者が含まれるという新しいモデルを提示している。第2に,CSR会計報告の影響を資本市場のマイクロストラクチャーの観点から分析する。さらに,CSR会計情報に対する投資者ニーズの発生プロセスを記述する理論を開発している。
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