研究課題/領域番号 |
17K04057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
加藤 典生 大分大学, 経済学部, 教授 (50555068)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 原価企画 / 逆機能 / 行動的原価企画 / 人間心理 / 会計濃度 / エンジニア / 会計主導の原価企画 / エンジニアの心理 / トヨタ / 製品開発 / オペレーション / 人間行動(人間心理) / 行動会計学 / サービス / 動機づけ / 管理会計 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、原価企画を実施した場合に、逆機能が生じる場合と生じない場合の人間行動の違いは何かについて、行動会計学の観点から明らかにするとともに、管理会計の役割を示すことである。 トヨタ自動車の事例を踏まえながら検討した結果、行動的原価企画理論の必要性と、従来の原価企画(会計主導の原価企画)の違いを明らかにするとともに、会計的立場から見た適切な原価企画の環境整備が、エンジニアの立場から見た場合、必ずしもそうであるとはいえないことが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新製品開発・設計を進めていく段階で、顧客が購入しても良い製品価格でかつ、自社の利益を獲得するために製品のコストをどの程度に収めなければならないかを考えることは重要であるが、その許容されるコストに収めるためにエンジニアらが取り組む努力もより大切なことである。 本研究では、目標コストに収まるかどうかを確認する会計担当者側と、実際に目標コストに収まるよう取り組むエンジニアらの側で、どのような違いがあるのかを人間心理や管理会計的側面から検討を行い、前者(会計担当者)から見て適切と考えられる点が、後者(エンジニアら)からは必ずしもそうではないことを事例を踏まえながら、その一端を明らかにした。
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