研究課題/領域番号 |
17K04157
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
西野 理子 東洋大学, 社会学部, 教授 (50257185)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 全国家族調査 / パネルデータ / 家族関係 / 家族内関係 / パネルデータ分析 / 親子関係 / 夫婦関係 / きょうだい関係 |
研究成果の概要 |
家族成員間の関係は時間がたつにしたがって変化したりしなかったりする。その変容過程を、横断データの組み合わせではなく、同一個人を追跡した全国家族パネル調査(NFRJ-08Panel)を活用することにより、実証的に検証した。中高年期の夫婦関係は子どもの成長にともなって変わるのかに注目し、子どもの巣立ちによって夫は夫婦関係に変化を認めていないのに対し、妻は夫への満足度を低下させていることを明らかにした。あわせて、その関係性低下を食い止めているのが夫の家事参加であることも指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
家族関係を検証した成果として、中年期の夫婦関係をとりあげ、満足度等、他のパネル調査結果とも一致する変動を観測した。ついで、家事分担の夫婦関係への効果や中高年期の人生移行との関連など、縦断的な手法による成果を明らかにすることができた。さらに、夫婦関係を良好に維持する資源としての夫の家事参加の重要性を指摘した。 あわせて、マルチレベル分析の研究会を開催し、夫婦関係の変容をパネルデータ分析により検討した研究成果を編著として刊行した。パネル分析技法についてひろく研究者間で共有することに貢献できた。
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