研究課題/領域番号 |
17K04189
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
加藤 拓彦 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (50250626)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 精神障害者 / 目標設定 / 作業能力 / 心理的状況 / 障害(児)者福祉 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、目標設定方法の違いが精神障害者の作業成果及び心理的状況に及ぼす影響を明らかにすることである。自己目標設定群では、対照群との比較において、作業数及び作業精度は差がなく、最初の試行のみ感情変化が認められた。他者目標設定課題では、高い目標は低い目標に比べ作業数は増加し、作業精度に差はなく、ネガティブな感情が高まった。作業精度目標課題では、自由課題に比べて作業数は減少し作業精度が向上し、感情変化はなく、自己効力感が高まった。精神障害者の就労支援において作業精度を目標とすることは、良好な作業成果と心理的状況を得ることに有効である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、精神障害者の就労状況は改善されつつあるが、その一方で精神障害者の就労訓練においては工賃が依然として低い状況にある。障害者就労状況における工賃向上に向けた取り組みは、作業効率向上や品質向上の支援を講じる必要がある。どのような支援が精神障害者の精神的負担を軽減し作業効率や品質を向上させうるか検討することは、精神障害者の労働環境を改善することに寄与する。
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