研究課題/領域番号 |
17K04207
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 青森県立保健大学 |
研究代表者 |
石田 賢哉 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (50457743)
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研究分担者 |
大山 勉 東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (40554465)
手塚 祐美子 青森県立保健大学, 健康科学部, 助教 (40610829)
中川 正俊 田園調布学園大学, 人間福祉学部, 教授 (80350693)
清水 健史 青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (80438077)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | リカバリー / 主観的QOL / 利用満足度 / 縦断研究 / パネル調査 / 障害福祉サービス / 反復測定分散分析 / 精神障害者 / QOL / 福祉ニーズ / 縦断研究による効果測定 / サービス評価 |
研究成果の概要 |
本研究は、福祉サービスの利用によってどのように精神障害者のQOL が向上し、リカバリーが促進されるかという時系列的な変化を統計的手法によって明らかにすることであった。 リカバリーと福祉サービス利用満足の関連について、福祉サービス利用満足度の高い利用者は安定したリカバリーを示し、福祉サービスに対して低い満足度を示している利用者はリカバリーが促進されにくいという結果であった。リカバリーと主観的QOLの関連について、QOLが高い利用者のほうがリカバリーは促進され、QOLの低い利用者はリカバリーが促進されていなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は縦断研究で3回のパネル調査をおこなった。①福祉サービスを利用している精神障害者のリカバリーの推移、②精神障害者のリカバリーと主観的QOLの関連、③精神障害者のリカバリーと福祉サービス利用の関連の検証をおこなった。福祉サービスの利用目的がリカバリーに大きく影響を与えていること、福祉サービス利用満足度の高低がリカバリーの促進に影響していることを明らかにした。つまり、福祉サービスが精神障害者のリカバリー、QOLに強く関連している。本研究は精神障害者のリカバリーやQOLに対して福祉サービスが与える影響を明らかにし、福祉サービスのエビデンスを強化できた点に意義があると考える。
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