研究課題/領域番号 |
17K04232
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 北海道科学大学 |
研究代表者 |
宮坂 智哉 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (10404758)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 避難 / 高齢者 / 高齢者施設 / 火災 / 自力避難困難者 / 身体介助 / 介助避難 / 火災避難訓練 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、高齢者施設で実施する火災避難訓練において、身体介助を伴う避難訓練を支援する「介助避難プログラム」の開発である。 避難の想定を高齢者施設における夜間火災とし、ベッドで就寝している入所者を介助者1名で介助し、避難行動の初期にあたるベッド上から床上への移乗に注目して実施した。開発にあたり、介助避難を想定した実験を実施して介助避難の方法を検討し、得られた結果をもとに、避難訓練に活用するリーフレットを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
火災避難訓練において介助避難の具体的な方法を示し、施設スタッフが自主的に介助避難訓練のプロセスを運用できるプログラムは従来にない。国内にある認知症グループホーム入所者17万人、介護老人保健施設41万人、特別養護老人ホーム48万人の計106万人(厚生労働省2012)のうち、研究者が調査した避難に身体介助を必要とする入所者の割合69%を適用すると、避難介助の対象者は73万人となる。開発する「介助避難プログラム」を用いることで、身体介助を伴う避難訓練の実施が容易になり、介助者を含めた入所者の避難能力の向上に寄与できる。さらに他の災害での避難訓練への応用が可能となる。
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