研究課題/領域番号 |
17K04316
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
坂田 桐子 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (00235152)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | リーダーシップ / 組織・集団 / 倫理 / 不正防止 / 社会系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究課題では次の研究成果を得た。(1)部下から倫理的リーダーシップを発揮していると評定される管理者の個人特性及び行動を明らかにすると共に,管理者の倫理的リーダーシップが高いほど部署の規定違反件数が低く,対人的及び組織的逸脱行動も少ないことを明らかにした。(2)リーダーの倫理的意思決定を促進するためには,リーダー自身のモラル・アイデンティティ(MI)が高いことのほか,組織の不正防止の取組が有効であることが示された。組織が不正防止の取組を行っている場合に限り,MIの高いリーダーほど自己利益を考慮しなくなることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
企業不祥事やパワー・ハラスメント問題の多発を背景に,欧米では倫理的リーダーシップに関する研究が多数行われているが,日本における実証研究は比較的少ない。本研究は,日本において倫理的リーダーシップの有効性を明らかにした点,フォロワーから倫理的リーダーシップを発揮していると知覚されるリーダーの個人特性および行動特徴を明確化した点,及びリーダーの倫理的意思決定を促進する個人特性要因及び環境要因の一部を明らかにした点で,学術的・社会的意義がある。
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