研究課題/領域番号 |
17K04376
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
小塩 真司 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60343654)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | パーソナリティ / 行動 / 時代 / 調査 / 自尊感情 / ビッグ・ファイブ / 適応 / 時代変化 / 発達 / 変化 / 年齢 / 教育系心理学 / 生涯発達 / 時代性 / 地域性 |
研究成果の概要 |
本研究は,パーソナリティが適応に及ぼす影響について詳細に検討することを通じて,パーソナリティそのものの発達の意味を明らかにしようと試みるものである。そして,パーソナリティ特性の調査年による変化と,年齢によるパーソナリティが具体的行動に及ぼす影響の違いについて検討してきた。自尊感情とYG性格検査の時間横断的メタ分析からは,1990年代以降の日本全体の否定的な自己認識傾向が示された。今後は,この変化の背後にある要因について詳細に検討していく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,日常的によく見られる癖としての行動がパーソナリティに関連することを明らかにした。また自尊感情が近年になるほど平均値が低下傾向にあることや,また多くのパーソナリティ特性が近年ネガティブで情緒不安定的な傾向を示すことを明らかにした。これらの研究知見は,パーソナリティが私たちの身近な行動や環境に密接にかかわっており,我々をとりまく社会状況の変化によって,パーソナリティのもつ意味や機能が変わる可能性があることを示唆する。
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