研究課題/領域番号 |
17K04396
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
|
研究機関 | 大分県立芸術文化短期大学 |
研究代表者 |
藤田 文 大分県立芸術文化短期大学, その他部局等, 教授 (50300489)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 交代性ルール / 幼児期 / 協同行動 / 交代制ルール / 交代行動 / 発達 / 仲間関係 |
研究成果の概要 |
本研究は、幼児の協力場面における自己と他者の関係調整の年齢差と性差を、交代制ルールの産出を中心に検討することを目的とした。4歳児と5歳児を対象に、ビー玉ゲーム落としゲームの協力場面を設定して、幼児の二人組での実験を行った。その結果、4歳児から5歳児にかけて協力行動が発達し、女児の方が交代制ルールを用いて公平な仲間関係を調整することが示された。協力が必要な状況の理解がこの時期に発達し、保育場面で協力行動の促進を行う必要性が示唆され、保育実践に応用可能な意義のある研究結果が得られた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、4歳児から5歳児にかけて協力行動が発達すること、また交代制ルールを用いた公平な関係調整は女児の発達が早いことが示された。競争条件の設定では、幼児の仲間との関係調整の未熟さを把握できた。従って、保育実践において、協同場面や競争場面を設定することで、協力行動の発達を促進できる可能性が示唆された。また、その指導には性別を考慮する必要があることも示され、保育実践に応用可能な意義のある研究結果が得られた。
|