研究課題/領域番号 |
17K04408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 帝京平成大学 (2020) 筑波大学 (2018-2019) お茶の水女子大学 (2017) |
研究代表者 |
岩藤 裕美 帝京平成大学, 臨床心理学研究科, 准教授 (80747741)
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研究分担者 |
青木 紀久代 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (10254129)
谷田 征子 帝京平成大学, 臨床心理学研究科, 准教授 (60635150)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ひきこもり / アウトリーチ支援 / ひきこもりの若者 / ひきこもり支援 / 支援評価 / ひきこもりの回復過程 / 支援効果の促進要因 / 臨床心理学的アウトリーチ / 社会系心理学 / 社会福祉関係 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、研究代表者らが行ってきた臨床心理士を中心としたひきこもり本人への訪問支援について多面的な評価を行い、ひきこもり者へのアウトリーチ支援モデルを提示することである。ひきこもりの状態から外部支援機関へと繋がる過程を検討したところ、不登校経験がある場合には、就労支援よりも居場所支援を考慮することが有用であることが示唆され、また訪問支援を受けたひきこもりの若者へのインタビューから、他機関への同行支援と訪問支援回数の限定が外に向かう動きを後押ししたことが示された。さらに相談員同士のフォーカスグループインタビューにより、本支援の良好な評価と共に、家族支援の枠組等の改善点等が指摘された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ひきこもりの若者への支援プログラムの評価を、支援を受けたひきこもりの若者側と支援を行った臨床心理士側という双方の視点から行ったことが評価できると考える。特に、ひきこもりの状態から外部支援機関に繋げる方略として、支援者が訪問を行って同行支援を実施したことや、支援回数を制限したことが、本人の動き出すきっかけづくりとなったことは、今後、不登校を含めてひきこもりの支援を考える際に援用できる具体案を提示したと考える。さらに、支援者の側からの評価を加え、今後のさらなる改正モデルを提示して、家族支援の重要性など、訪問支援における留意点を挙げた。
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