研究課題/領域番号 |
17K04450
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
山田 裕子 北里大学, 健康管理センター, 准教授 (80626812)
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研究分担者 |
守屋 達美 北里大学, 健康管理センター, 教授 (50191052)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | こころの健康調査 / 自殺予防 / スクリーニング調査 / アウトリーチ / 心理支援を要する学生 / ニーズの掘り起こし / 自殺のリスク要因 / 横断・縦断研究 / 学生相談 / 精神健康 / 新入生 / 横断研究 / アウトリーチ活動 / スクリーニング / K10 / 要心理支援学生の特徴 / 教育系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、心理支援を要するハイリスク学生(以下、HR学生)及び自殺の危険性を有した学生の特徴を明らかにすることである。研究代表者らはK10をスクリーナーとした「こころの健康調査」を作成した。2016年から毎年度、北里大学相模原キャンパス所属の全学部生にその調査を実施し、カウンセラーがHR学生に呼出面接を行なった。2016年度の実践をベースに、2017年度には、こころの健康調査の実施とHR学生への呼出面接を中心としたアウトリーチ活動を全学的な取組としてシステム化し、毎年度継続的に行う体制を整えた。今後は、2017~2019年度の調査とアウトリーチ活動から得たデータを分析し、発表を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神健康のスクリーニング調査は多くの大学でその方法を模索しているが、学生相談室が組織的に実施している施設は少ない。研究代表者らは、心理支援を要しながらも自ら相談機関を利用しない学生の早期発見・早期対応を目指し、スクリーニング調査を大学全体の取組に発展させた実践例を提示している。この実践研究は、他大学でも参考にしていただけるものと考える。今後は、本研究で得られたデータを基に、K10陽性判定の学生群、その中から心理的支援に繋がった学生群、自殺のリスクを有した学生群それぞれの特徴を探究し、心理支援を要する学生の早期発見に有益な情報の発信を目指す。
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