研究課題/領域番号 |
17K04484
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2019-2020) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2017-2018) |
研究代表者 |
小久保 奈緒美 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (40392451)
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研究分担者 |
吉本 定伸 東京工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (00321406)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 高齢者 / 認知症予防 / 遠隔医療 / 認知機能トレーニング / 認知行動療法 / 服薬支援 / 非接触バイタルセンシング / ウェブアプリケーション / 認知症 / アプリケーション / ユーザーエクスペリエンス / 遠隔診療 / ユーザー・エクスペリエンス / 認知機能検査 / 認知トレーニング / ヘルスケア / 遠隔診療・ヘルスケア / 医師-患者間プログラム / 認知機能 / アドヒアランス |
研究成果の概要 |
本研究では、認知症を予防する新たな遠隔診療・医師-患者間プログラム"i-CAN"を開発した。2020年度は新型コロナ対策としてi-CANポータルサイト(i-CANサイト)を開設、Web上でi-CANの一部を体験可能にし、認知症医療の専門家5名を対象に使用感調査を実施した。対象者は認知機能トレーニングゲームや認知行動療法教材の一部を体験、自由回答式アンケートとSystem Usability Scale (SUS) for i-CANに回答した。結果、i-CANの有用性について評価が得られた一方、認知機能トレーニングゲームの多様性や認知行動療法に関するより平易な説明が課題であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の高齢化率は世界で最も高く、認知症患者数は今後も増加すると推定されている。このため、認知症予防への関心は高く、認知症があっても慣れ親しんだ地域で暮らせる共生社会の実現は喫緊の課題である。疫学調査によると、認知症の4割は認知症リスク修飾因子で予防または進行を遅らせることができると示唆されており、エビデンスが求められている(Livingston G et al. 2020)。 i-CANは、「身体活動」や「栄養」、「知的活動」、「うつ予防」など認知症リスク修飾因子の改善プログラムの統合と医師-患者間コミュニケーション促進を目指したものであり、現在はi-CANサイトでプログラムの一部が体験できる。
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