研究課題/領域番号 |
17K04489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
上原 泉 お茶の水女子大学, 人間発達教育科学研究所, 准教授 (80373059)
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研究分担者 |
村上 郁也 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (60396166)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
視空間的・時空間的な注意機能と乳幼児期の認知発達の関係性を調べるため、乳幼児と成人を対象に、様々な非言語的、言語的刺激を使って、検討してきた。その結果、乳幼児における単語音声リズムとそれにあわせて提示される非言語的な視覚刺激への注意の向け方、2,3歳の幼児における概念レベルの異なる図形や立体物への注意の向け方、成人における聴覚刺激の呈示間隔や視覚刺激の文字性・意味性・立体性の違いによる視空間、時空間的な注意処理メカニズムに関する示唆を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単一の認知能力の発達上の変化では、実態を把握しきれない発達事象が増えてきている中、成人との比較のもと、視空間的・時空間的な注意機能と乳幼児期の認知発達の関係性を調べ、その発達メカニズムを明らかにすることは、従来、単一の認知発達上の変化としてしかとらえられてこなかった現象を認知発達全般の中で位置づけることを意味し、学術的に意義がある。そのように広範囲の認知発達の中で捉え直すことにより、新たな幼少期の認知発達支援、さらには、その後の、学齢期の学習支援のあり方に示唆を与える可能性がある点で、社会的意義がある。
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