研究課題/領域番号 |
17K04578
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
太田 明 玉川大学, 文学部, 教授 (30261001)
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研究分担者 |
平嶋 宗 広島大学, 工学研究科, 教授 (10238355)
林 雄介 広島大学, 工学研究科, 准教授 (70362019)
茅島 路子 玉川大学, 文学部, 教授 (80266238)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 論理的思考 / 三角ロジック / トゥールミン・モデル / ソクラテス的対話 / ソクラテス的方法 / 哲学カフェ / こどもの哲学 / 批判的思考 / トゥールミン / レオナルド・ネルゾン / ワラント / 教育哲学 / 教育工学 |
研究成果の概要 |
本研究は、「論理的思考」の育成に関して、教育哲学的考察と「論理の三角モデル」-に基く教育工学的システムによる論理的思考の組み立て実験を行い、論理的思考に関する知見を得ることを目的とした。 研究全体を通して、「議論」のトゥールミン・モデル、特にその「ワラント」(warrant)の意味を考察し、レオナルド・レオナルドの「ソクラテス的方法」における「抽象の遡及的方法」の構造を明らかにした。また、論理の組み立て活動とその支援環境を用いて、大学生を被験者とする論理の組み立て実験を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、コンピテンシーとしての論理的思考や批判的思考に注目が集まっている。中央教育審議会答申において「学士力」の一つとして提起されたり、教育国際学力到達度調査(PISA)や全国学力調査などでも取り上げられている。論理的思考や批判的思考が何を意味するかは議論のあるところであるが、ある「主張」に対して「根拠」を示し、さらにその根拠が主張を示すことができる「理由づけ」を与えることを求める点は共通している。 本研究は、この点に関して教育哲学的考察を加えるとともに、教育工学的なシステムを用いた実験を通して一定の知見を得ることで、論理的思考や批判的思考の育成に寄与する。
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