研究課題/領域番号 |
17K04641
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 十文字学園女子大学 |
研究代表者 |
上垣内 伸子 十文字学園女子大学, 教育人文学部, 教授 (90185984)
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研究分担者 |
向井 美穂 十文字学園女子大学, 教育人文学部, 教授 (40554639)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 0~3歳児の教育 / イタリアと日本の比較調査 / グループインタビュー調査 / 保育者の教育観 / 生活のなかの教育 / 美的環境を通しての教育 / 個の自発性と関係の尊重 / 自園の保育の再発見 / 0~2歳児の教育 / 国内外の比較調査 / 子ども同士の関わり / イタリア、ピストイア市の乳幼児教育 / 保育観察 / インタビュー調査 / 海外調査 / 教師の教育観 / 関係のなかの教育 / 乳幼児教育 / 国際比較調査 / 観察研究 / 保育の質 / 保育実践分析 |
研究成果の概要 |
0~6歳の一貫した教育を行うイタリア、ピストイア市の0~3歳児の教育に着目し、乳児期からの学びを支える実践と基盤となる保育観がどのように共有され教育の質を高めているか、それに触れた日本の保育者の保育再考にどのように資するかを明らかにする目的で、ピストイア市公立保育園での観察とその結果を提示しての国内の保育士125名対象の聞き取り調査を行った。0歳からの教育を模索する日本の保育者が共通する子ども中心の保育観をもつピストイアの①日常生活の中にある教育②全人的発達を育む美的環境③子ども同士の関係と自発性の尊重という保育特徴に触れることが、保育観を再考し実践を工夫する意識醸成につながることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
0歳からの一貫した教育を志向し実践するピストイア市の保育に触れることによって、日本においてはこれまで養護に重きが置かれがちであった0~3歳児の保育における「教育」的視点を見出せたことは、保育者が子ども観と保育観を「子どもは能動的で主体的で相互的な存在」、「自発性を育む保育を志向する」ものへの転換を促すことにつながったと考える。そのことは、実際の保育者の実践にとって有用であるだけでなく、保育の質向上にも資する。さらに、保育者自身の保育に対する専門職としての意識の高まりと省察に対する能力を高める。
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