研究課題/領域番号 |
17K04657
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
井本 美穂 岡山理科大学, 教育学部, 准教授 (40780705)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 幼稚園 / キリスト教 / 創造性 / 身体表現 / 新教育思想 / 音楽教育 / 宣教師 / 音楽教育史 / 幼児教育 / 音楽 教育史 / 幼児 / 表現 |
研究成果の概要 |
本研究は、明治期から大正期のキリスト教系幼稚園における音楽活動の特性について、当時の米国の幼稚園における音楽活動との関わりの観点から明らかにすることを目的とした。 研究の結果、(1)フレーベルの教育思想を理解したうえで、進歩主義教育を基盤とした米国の音楽活動の手法が積極的に取り入れられていたこと、(2)音楽活動のなかで他者と繋がることを通して、創造性および自立心の育成がめざされていたこと、(3)人間形成の手段として、音楽にあわせて自由に身体表現する活動が展開されていたこと、が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、明治後期から大正期の日本のキリスト教系幼稚園の音楽活動について、米国の幼稚園における音楽活動との関連性という観点から考察したことにある。特に、キリスト教系幼稚園における音楽活動の手法に、フレーベルの教育思想および進歩主義教育がいかに反映されていたかを明示したことにより、当時のキリスト教以外の幼稚園における音楽活動との相違点に関する新たな視角を提供することができた。また、当時のキリスト教系幼稚園の音楽活動の分析をとおして、幼児教育における音楽活動の価値を提示した点は、現在の幼児教育における音楽活動の意義を再確認するうえでも有効であると考える。
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