研究課題/領域番号 |
17K04672
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
米澤 由香子 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (60597764)
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研究分担者 |
太田 浩 一橋大学, 森有礼高等教育国際流動化機構, 教授 (70345461)
堀江 未来 立命館大学, 国際教育推進機構, 教授 (70377761)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 大学国際化 / 大学マネジメント / 大学国際化マネジメント / 国際担当上級管理職 / 教職協働 / シニアインターナショナルオフィサー / 大学運営 |
研究成果の概要 |
大学国際化マネジメントにおける教職協働について、初年度は先行研究の考察を進めた。その結果、教職協働推進の鍵として、国際化を牽引する国際担当上級管理職(SIOs)の役割を詳細に分析する意義が大きいという結論に至った。2年目には米国や韓国の大学国際化マネジメント関係者のインタビュー調査を実施し、SIOsの諸側面について他国との比較を試みることで、将来の日本の大学国際化マネジメントのあり方を検討するという研究展開を得た。最終年度は日本におけるSIOsに関する調査を実施し日米比較を試みた。結果に基づき、大学国際化マネジメントにおけるSIOsの構造的課題および今後のSIOsの育成における論点を整理した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの日本の大学が採用する教員と職員の並列的組織構造は、国際的には普遍的特徴とはいえない。特に、高度な専門性が求められる大学国際化においては、国際系組織の中でほぼ完結する責任・裁量体制において専門職を配し、主として彼らの職場経験の蓄積によって専門性を高め、大学国際化アドミニストレーターとしての高度専門職を育成する形式が欧米諸国を中心に見られる。本研究では、こうした大学国際化専門職の育成構造の違いを海外調査により明らかにした。さらに、日本の大学国際化専門職の職能開発体制、責任体制、抱える課題等を体系的に調査した国内初の調査を実施し、大学国際化マネジメントの実態の一部を社会に発信することができた。
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