研究課題/領域番号 |
17K04691
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 京都大学 (2020) 広島大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
佐藤 万知 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 准教授 (10534901)
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研究分担者 |
立石 慎治 筑波大学, 教育推進部, 助教 (00598534)
丸山 和昭 名古屋大学, 高等教育研究センター, 准教授 (20582886)
杉原 真晃 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (30379028)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 大学教授職 / アカデミック・アイデンティティ / 大学教員らしさ / 教育と研究 / スカラシップ / 教育と研究の関係 / 大学教授職における研究の意義 / 大学と社会の関係 / 教育専任教員 / 専門職 / 集合的アイデンティティ / アカデミックアイデンティティ / 高等教育学 / 大学教員 |
研究成果の概要 |
本研究は,多様化する大学教員の職務やキャリアパスに着目し,大学教員の専門職らしさを探求することを目的とした。ウェブ調査やインタビュー等を通じて,社会からは大学教員は「教育」「研究」の双方を担う専門職であるというイメージを持たれていることが明らかとなった。一方,教員は他者に対して専門知に関してあるいはそれを用いて対話することを大学教員らしさとして認識している。このことから,いわゆる授業実践としての「教育」や論文執筆としての「研究」だけではなく,より拡大した解釈で「教育」「研究」を捉えることにより,より実態に近い大学教員らしさを把握できると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義の一つは,大学教授職という専門職について,社会はどのようなイメージを持っているのか,すなわちどのような役割を果たすことを求められているのか,という視点で調査・分析をし,改めて社会における大学教授職の意義を問うたことにある。大学教授職については議論が内向きになる傾向がある中で,社会という視点を取り入れ議論の幅を広げたことは,今後の大学教員のあり方を社会をも含めて議論するための第一歩として社会的意義もあるであろう。
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