研究課題/領域番号 |
17K04714
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 星槎大学 |
研究代表者 |
石原 朗子 星槎大学, 教育実践研究科, 准教授 (40787959)
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研究分担者 |
小暮 克哉 岩手大学, その他, 准教授 (50782801)
山鹿 貴史 八洲学園大学, 生涯学習学部, 准教授 (10794828)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 教育の社会的機能 / 通信制高校 / 通信制大学 / 学校通信教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、通信制高校と大学を比較しながら、その社会的機能を明確化し、また機能の異同や関連性を明らかにすることを目的とした。受講者層の変化と研究動向の検討からは、通信制高校は10代の教育保障の機能が強まり、通信制大学は職業に関わる機能や、退学者の再チャレンジ機能なども担っていることが示された。 インタビュー調査からは、以前は通信制高校の卒業資格は社会で通用する学歴として機能を果たしていたが、現在は、社会で通用する学歴の期待が大学に移りつつあることが示唆された。結果、通信制に限定されるが、高校の果たしていた機能の一部が大学に移行しつつあると現場の教員が感じていることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
進学率の上昇により、高校卒業の意味、大学卒業の意味は変貌と遂げていると考えられる。だが、かつて高校卒業に見いだされた意味が、大学卒業に移行したかについて、特に学校教育現場でどのように捉えられた方は十分に明らかではない。そうした中、本研究の知見は通信制に限定はされるが、社会の成熟に伴い、高校の果たしていた機能の一部が大学に移行しつつあると教員が感じていることを示しており、高校や大学がどのようにみられるかの検証に一定の示唆を与える。
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