研究課題/領域番号 |
17K04722
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
江藤 智佐子 久留米大学, 文学部, 教授 (30390305)
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研究分担者 |
椿 明美 札幌国際大学, 人文学部, 教授 (00320581)
和田 佳子 札幌大谷大学, 社会学部, 教授 (80248666)
吉本 圭一 滋慶医療科学大学院大学, 医療管理学研究科, 教授 (30249924)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ビジネス分野 / チューニング / 職業コンピテンシー / 学修成果 / NQF(国家学位資格枠組) / 韓国NCS(国家職務能力基準) / 職業能力評価基準 / 職業基礎能力 / 職業統合的学習(WIL) / 守破離 / 職業統合的学習 / NCS(国家職務能力基準) / WIL(職業統合的学習) / 職業能力 / コンピテンシー / NQF / 職業教育 / 教育プログラム |
研究成果の概要 |
日本におけるNQFの萌芽的取り組みである厚生労働省の職業能力評価基準の成立過程では、日本的雇用慣行のメンバーシップ型労働市場において最も策定が困難と予想された事務系職種から策定が進んでいた。また、韓国NCSは学習モジュールへの展開、採用の際にもNCS活用が推奨されていた。さらに学校から職業への移行に必要な職業能力の基礎レベルに全職種共通となる「職業基礎能力」が策定されていた。 国内での職業分野間チューニングプロセスの特徴として、訓練による積み上げ型の技能形成が見られる分野では「守破離」など日本的文脈を考慮した用語が分野間の共通理解を促進することが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国家学位・資格枠組み(NQF)に関する研究は、その多くが各国のNQFの事例調査などマクロレベルの研究にとどまっていることが多い。ミクロレベルの研究では、国家資格系など可視化しやすい「専門職型」の分野を対象とした医療系分野での研究は見られるが、「非専門職型」のビジネス分野を対象とした研究は少なく、どの資格がどのレベルと対応しているのかさえも解明されてこなかった。 本研究において事務系職種のレベルと教育内容を整理することでアウトカムに基づく教育プログラムの策定に大きな示唆を与えるだけでなく、職業能力の可視化は文系大学のルーブリック策定のための基礎資料にも寄与するところに意義がある。
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