研究課題/領域番号 |
17K04775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 広島大学 (2019) 大阪教育大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
真野 祐輔 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (10585433)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アーギュメンテーション / 授業分析 / 研究方法論 / 証明 / 数学教育 / 数学教育学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,アーギュメンテーション構造という視点から,数学の単元構成と授業過程の間にある一貫性を明らかにするための分析手法を確立することであった。本研究では,数学教育学におけるアーギュメンテーションと証明に関する研究動向をレビューし,近年の証明の学習・指導の研究におけるアーギュメンテーション概念の多様な捉え方をまとめた。また,アーギュメンテーション分析の手法を用いて,一つの授業内にみられる学習活動だけでなく,一連の授業過程にみられる様々な学習活動の構造的特徴を実証的に明らかにした。さらに,アーギュメンテーション分析の専門家を海外から招聘し,研国際研究集会およびワークショップを開催した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義は,数学授業の一つの研究手法として「アーギュメンテーション分析」という方法論およびその手法を用いた日本の数学授業分析のあり方を示したことである。また,本研究の成果の社会的意義は,そうした研究成果を国際研究集会及びワークショップを通して,日本の数学教育研究コミュニティへの発信を行ったこと,さらには招聘した海外研究者と協力して「アーギュメンテーション分析」の方法論的改善に着手し,研究手法のさらなる発展の可能性を示すことができたことである。
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