研究課題/領域番号 |
17K04851
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
河田 史宝 金沢大学, 人間社会研究域, 客員研究員 (10451668)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 養護教諭特別別科 / 入職後の不安 / 初任者研修 / 養成と学校現場 / 初任者養護教諭 / 研修内容の検討 / 研修時期 / 不安や悩み / 研修の時期 / 入職後の研修 / 執務内容の不安 / 質問紙調査 / インタビュー調査 / 入職前の研修 / 学校における救急処置活動 / 自信度 / 研修カリキュラムデザイン / 初任者 / 育成指標 / 養護教諭 |
研究成果の概要 |
入職後1年から3年の養護教諭を対象にが「現職の初任段階でどのような研修が必要か」について半構造化インタビュー調査を行い、その後、3回の研修会を開催した。その結果、初任段階における不安や悩み16項目を抽出した。この16項目を用いて修了間際の養護教諭特別別科生を対象に調査を行った。その結果、「救急処置(外科的なもの)」「救急処置(内科的なもの)」「保護者への対応」に対する不安が多く示された。また、研修の希望時期では、入職前3月が最も多く、入職後2月にかけて減少していた。「執務の中で生じた疑問や問題」は、年間を通して希望する者がいた。 初任者の研修は、入職した年度を通して研修の機会が必要である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護師免許を持った養護教諭特別別科生が修了時に感じる不安や悩みには「救急処置(外科的なもの)」「救急処置(内科的なもの)」「保護者への対応」等があることが分かった。学校に勤務する養護教諭は、病院勤務と学校現場での環境違いに加えて一人配置が多く、時には救急処置の判断をゆだねられることがあることから不安や悩みを持つことがある。看護師免許の有無にかかわらず、初任の時期には研修会を適宜開催することや研修会の中で仲間と語り合う機会を持つことで他者の経験を交流する機会を増やすことが望まれることが明らかとなった。
|