研究課題/領域番号 |
17K04974
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ構造化学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
坪井 泰之 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (00283698)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 光ピンセット / 光圧 / 蛍光顕微鏡 / 微粒子 / ナノ粒子 / プラズモン / ブラックシリコン / 顕微分光法 / 光増強 |
研究成果の概要 |
新型コロナウイルスのように、目に見えない小さなナノサイズの物質は、私たちの生活に重大な影響を与える。そのようなナノサイズの微粒子を自在に空間的に操り、計測する技術を開発できれば、医療や環境問題に大きく貢献出来よう。私たちは、それを可能にする光ピンセットを開発した。具体的は、表面にナノ構造を有するシリコン単結晶(ブラックシリコン)の上にナノ物質を補足する光ピンセットを開発した。これは、強い捕捉能を有するだけでなく、微粒子の大量捕捉や秩序形成なども可能とした全く新しい方法論である。シリコン以外の物質のナノ構造でも同様の効果が示唆され、用途目的に応じて様々な材料に基づく光ピンセットを開発できよう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで光機能材料として系統的な研究がなされてこなかった物質系といえるブラックシリコンを、プラズモニクス同様に光ピンセットや光化学反応系という、物理、化学の両側面からその機能を追求しようという点が特色であり、そのようなアプローチは未だない。 プラズモニクスを司る貴金属ナノ構造と違い、安価、高速、大面積、容易な方法でブラックシリコンは作製できる。よって、その光学機能を十分解明すれば、応用上の意義は非常に大きい。
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