研究課題/領域番号 |
17K04996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ材料化学
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研究機関 | 福島工業高等専門学校 |
研究代表者 |
田中 利彦 福島工業高等専門学校, 化学・バイオ工学科, 教授 (10709819)
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研究分担者 |
梅澤 洋史 福島工業高等専門学校, 化学・バイオ工学科, 准教授 (20369929)
青山 哲也 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (50342738)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | J会合体 / ポリテトラフルオロエチレン / 配向 / 光学顕微鏡 / 色素 / 薄膜 / 分子配向 / 分子動力学 / シミュレーション / 二色性色素 / 原子溝 / ナノ・マイクロ科学 / ナノ表面・界面 |
研究成果の概要 |
当初計画にほぼ対応したJ会合体の二次元分布計測技術を確立し、最終的にこれを原子間力顕微鏡と組み合わせて薄膜中のグレインのどの部分にJ会合体が形成されているか評価できるシステムを完成し、これまでの7例に加え新たに5種計12種の色素化合物薄膜中にJ会合体が部分的に生成している事を確認した。また単結晶構造解析結果とも総合して分子の内在的因子と配向膜などの外在的因子の両方がJ会合体形成に影響すると結論できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は薄膜の成長条件などの工夫によって従来認識されているよりも広い範囲の分子性物質からJ会合体を作れる可能性を探究する一過程である。J会合体は発光や非線形光学特性など特異な機能を有することから、光デバイスや光電子デバイスの発展に寄与しる可能性があり、本研究も材料やプロセスの選択肢を増やす観点で貢献する可能性を秘めていると考えている。まだその確実な目処があるとは言えないが、部分的に成長しているj会合体を増やす方策があれば展開が見込める。その可能性を探る上で、今回分布を計測できるシステムを完成できたことは意義があったと考える。
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