研究課題/領域番号 |
17K05013
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
谷川 雅人 大分大学, 医学部, 教授 (90332890)
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研究分担者 |
岩城 貴史 大分大学, 医学部, 助教 (60416419)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | G-quadruplex / 非二重鎖構造 / 円変光二色性 / 反応速度論的解析 / 全反射照明蛍光顕微鏡 / 分子動力学 / 高分子溶液物性 / Rouse Zimm model / ストップトフロー / 円偏光二色性 / molecular dynamics / circular dichroism / TIRF microscopy / 全反射照明蛍光顕微鏡(TIRF) / molecular simulation / DNA / Tirf microscopy / autocorrelations in DNA / Rouse‐Zimm model / TIRF / DNA conformation / microchannel |
研究成果の概要 |
G-quadriplexなどの非二重鎖構造をとる配列の生体内での役割はほとんど判っていない。RNAはさまざまな構造をとることにより、多くの生理活性を持つことから、我々は、DNAもこれらの構造をとることにより生理活性を持つ可能性を検討することにした。DNAとタンパク質等との相互作用はDNAアプタマーなどの研究として、活発に行われているが、この研究では、DNAの構造変化による生体分子の活性化を調べる。生体分子が反応する際、分子間相互作用とその結果として、分子の構造変化が活性に重要な役割を果たしている。この研究では、まず、小分子を対象として、DNAの四重鎖構造がどのように変化するのかを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核酸の医薬応用が実現し、広く使われるようになり、今後、主流となる可能性が高まっている。しかし、これまで、特にDNAは情報分子としての役割のみに注目され、構造やその変化にはほとんど注意が向けられていなかった。また,最近、G-quadriplexが酵素相互作用することにより活性を変化させることが明らかになり、DNAが情報伝達物質としてではなく、直接分子の活性を変化させ、生理活性に影響を及ぼすことがわかり始めている。この研究は,非二重鎖構造をとるDNAの他の分子との相互作用による構造変化を明らかにし、結果として、どのように活性変化に影響を及ぼすのかを調べたもので、今後の研究の基礎となるものである。
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