研究課題/領域番号 |
17K05080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
光工学・光量子科学
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
政田 元太 玉川大学, 工学部, 教授 (80439538)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 量子レーダ / 量子エンタングルメント / スクイーズド光 / 量子レーダー / 2モードスクイーズド光 / 2モードスクイーズド光 / 量子イルミネーション |
研究成果の概要 |
本研究では量子光学実験の手法により、量子レーダーを研究するうえで欠かすことのできない、2モードスクイーズド光源を開発した。その後、2モードスクイーズド光における光波間の量子エンタングルメントを検証した。我々は様々な気象条件下における量子レーダーの使用を想定しており、視界を妨げる要因の一つとして、霧の影響を重視している。レーザー光を10メートル長の人口霧の中を伝搬させ、干渉計により光波の伝搬特性を調べた。その結果、均一な霧が光波伝搬へ及ぼす影響はエネルギーの減衰が主であり、光損失としてモデル化できることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
量子レーダーは2モードスクイーズド光の強い量子相関を利用することにより、光損失や光雑音といった擾乱が大きい環境においても、従来のレーダー技術よりも高い検知性能を発揮することが期待される。量子レーダーシステムが完成した場合、雨や霧などの悪天候条件での使用に耐えうることが期待される。このような全天候型のレーダーを応用する候補としては、まず自動車に搭載するセンサが考えられる。量子レーダーは近年注目されている自動車の自動運転化を支える一つの技術になるものと期待される。
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