研究課題/領域番号 |
17K05114
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
岩瀬 謙二 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 准教授 (00524159)
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研究分担者 |
佐藤 博隆 北海道大学, 工学研究院, 助教 (30610779)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 中性子小角散乱 / 中性子透過法 / X線小角散乱 / X線回折 / 小角散乱 / 水素貯蔵 / ナノ構造 / 結晶構造 / XRD / 量子ビーム / X線 / 水素 / 構造・機能材料 |
研究成果の概要 |
その場観察測定(In-situ測定)による水素化物・重水素化物相の中性子小角散乱スペクトルおよび中性子透過スペクトルの測定に成功した。中性子小角散乱の結果から、Q領域毎に表面構造(ナノ構造)が変化することが得られた。特に超格子型合金では、水素吸蔵量の違いによる表面構造変化も捉える事ができた。中性子透過実験の結果から、全断面積値を定量化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで水素吸蔵合金の構造に関する研究は、結晶構造など静的な構造に関する物が多かった。In-situによる中性子小角散乱や中性子透過測定法を確立し、従来の静的な構造に加えて動的な構造に関する情報も取得することが可能となった。これまで、水素の吸蔵放出過程に関して詳細な機構は明らかにされていなかった。従来の方法に加えて、今回新たに測定法を確立した小角散乱法と透過法を組み合わせると共に表面構造や合金内の水素の挙動に関する情報を加えることによって吸蔵放出過程の理解が進み、他の組成の試料へ応用することによって高容量化を目指した材料設計が可能となることが期待される。
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