研究課題/領域番号 |
17K05122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
天野 壮 兵庫県立大学, 高度産業科学技術研究所, 助教 (50271200)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | レーザープラズマ / X線 / VUV / 強度増強 / 固体希ガス / 強制冷却 / X線レーザー / 固体アルゴン / 空間制御 / 空間時間制御 / 軟X線 / 電子再結合 / 連続発生小型 / 光源技術 / 応用光学・量子光工学 / プラズマ |
研究成果の概要 |
固体希ガスを用いたレーザープラズマによる小型X線レーザーの可能性を探るため、そのプラズマX線の発光強度を増強する方法を研究した。プラズマを急激に冷却して強い再結合状態にして強度を上げるため、プラズマを冷却板やターゲット溝構造によって空間的に閉じ込めた。その結果、固体アルゴンの50nm帯の発光において、通常の平面ターゲットと比べて2-3倍の強度増強が達成できた。この再結合発光増強効果は固体クリプトンや固体キセノン、固体窒素においても同様に確かめられ、本方法が有効であることが実証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
産業実用できる小型のX線源として、固体希ガスターゲットによるレーザープラズマX線源の開発を行ってきた。今回、本研究によって、その発光強度を増強できて、よりスループットの高い光源となり応用の範囲が広がる。さらに、本研究は固体希ガスをターゲットとしたテーブルトップの小型X線レーザーの実現に繋がる成果でもある。現在、X線レーザーは加速器ベースの巨大なものか、レーザープラズマ方式では研究室レベルのものしかなく、産業実用化可能な光源が望まれている。
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