研究課題/領域番号 |
17K05269
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解析学基礎
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
関口 次郎 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 名誉教授 (30117717)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | WDVV方程式 / 代数的ポテンシャル / 実鏡映群 / 複素鏡映群 / 単純特異点 / potential vector field / 拡張WDVV方程式 / ポテンシャル・ベクトル場 / パンルベVI方程式 / パンルベ方程式 / フロベニウス多様体 / 平坦構造 |
研究成果の概要 |
フロベニウス多様体のポテンシャルとその拡張である平坦構造のポテンシャル・ベクトル場の構成が中心的な研究テーマである。成果の1つは、パンルベVI方程式の代数解からポテンチャル・ベクトル場を構成すること、また複素鏡映群に関係するポテンシャル・ベクトル場を構成することを確立した。これは、加藤満生、眞野行両氏との共同研究である。 第2の成果は、代数的フロベニウス多様体のポテンシャルのいくつかの例を構成し、実鏡映群のE6,E7型実鏡映群の代数的ポテンシャルと複素鏡映群No.33,No.34を与えたことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フロベニウス多様体の一般化である平坦構造の構成、その中心的対象であるポテンシャルベクトル場の構成とパンルベVI方程式の代数解との対応の明確化、また複素鏡映群の場合のポテンシャルの存在と構成について基本的な成果が得られた。平坦構造の重要性についての意義を与えることができた。代数的フロベニウス多様体のポテンシャルの例の構成はあまりなかったが、本研究ではいくつかの例を構成できた。本研究の意義は、代数的フロベニウス多様体と複素鏡映群との関係を与えたこと、1970年代に定式化された複素鏡映群についてのアーノルドの問題に対する進展を得たことである。
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