研究課題/領域番号 |
17K05353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数学基礎・応用数学
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研究機関 | 情報セキュリティ大学院大学 |
研究代表者 |
有田 正剛 情報セキュリティ大学院大学, その他の研究科, 教授 (50387106)
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研究分担者 |
半田 沙里 情報セキュリティ大学院大学, その他の研究科, 研究員 (10748479)
小崎 俊二 情報セキュリティ大学院大学, その他の研究科, 研究員 (80626961)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 準同型暗号 / データプライバシー / 円分体 / 分解体 / 離散数学 / 暗号 |
研究成果の概要 |
本研究は、データマイニングやAI技術におけるデータプライバシーの保護を目的として、それらの技術における諸アルゴリズムを、データを暗号化したままで実行することを目的として、準同型暗号を効率化することを目標とする。一般の準同型暗号は、円分体と呼ばれる代数的数体を用いて構成されるが、本研究では、円分体ではなく、その(素数2に関する)分解体Zを用いることで、平文構造として(有限体ではなく)2のべき乗数を法とする整数環が現れる状況を実現し、これによって準同型暗号の数倍から数十倍程度の高速化を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会ではスマートフォンなどの各種デバイスを通して各種データを収集し、得られたビックデータをA Iに学習させることで、様々な高度な社会サービスが実現されつつある。しかしながら、これら収集されたビックデータとその処理により、人々のプライバシーが危険な状態に晒されている。本研究はデータを暗号化したままで処理することを可能とし、人々のプライバシーを守りつつ高度なA Iサービスを実現するための基盤となる技術の一つである。
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