研究課題/領域番号 |
17K05407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大栗 博司 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任教授 (20185234)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 超弦理論 / 量子重力理論 / ホログラフィー原理 / 素粒子論 |
研究成果の概要 |
大栗は、Daniel Harlowと共同で、ホログラフィー原理を用いて、量子重力にグローバル対称性が存在しないなどの、量子重力に関する基本的な定理を証明した。この証明においては、ホログラフィー原理の微視的機構と量子情報理論の量子誤り訂正符号との密接な関係を使用した。また、大栗は、Matthew Dodelsonと共同で、通常の場の量子論のランダウ型の特異点が超弦理論においてどのように解消するかを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般相対性理論と量子力学の統合を目指す超弦理論の完成は、自然界の最も基本的な法則を解明しようとする人類の大きな知的作業の到達目標の一つである。大栗の研究は、数学的に矛盾のない量子重力理論の満たすべき定理を明らかにしたものであり、超弦理論の完成に向けた大きな一歩である。
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