研究課題/領域番号 |
17K05642
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
長澤 真樹子 久留米大学, 医学部, 教授 (00419847)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 惑星形成・進化 |
研究成果の概要 |
木星が形成されると,その重力の影響で周辺にある微惑星の速度が上昇する。高速度となった微惑星は原始惑星系円盤内に衝撃波を発生させ,周囲の物質を加熱する。この研究では,どのようなときに微惑星が発見されている結晶質シリケイトやコンドリュールと呼ばれる隕石内の粒子が作られるための熱源となるかを軌道計算から調べた。そして現在の木星に近い条件であれば,半径が100 km 程度以上の微惑星によって,結晶質シリケイトやコンドリュールを形成できることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
太陽系形成初期に固体微粒子から惑星が形成される過程では,惑星の物理的な成長だけではなく,様々な物質科学的な進化が起きたと考えられている。しかし,天体力学的な惑星進化と物質進化の関係は,これまで統一的には理解されていなかった。本研究では微惑星の天体力学的な運動と,シリケイトの結晶化や,コンドリュール形成のダストの物理化学進化の関係の一端を明らかにした。
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