研究課題/領域番号 |
17K05649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
水田 元太 北海道大学, 地球環境科学研究院, 助教 (30301948)
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研究分担者 |
中野 英之 気象庁気象研究所, 全球大気海洋研究部, 室長 (60370334)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 西岸境界流 / 再循環 / 東西縞状ジェット / 東西縞模様 / 続流ジェット / 東西縞状構造 / 東西縞構造 / 西岸境界流続流 / フロント / 海洋物理・陸水学 |
研究成果の概要 |
黒潮続流やメキシコ湾流など西岸境界流の続流ジェットからは中規模擾乱が発生し、それらの非線型性によって再循環や東西縞状ジェットといった大規模循環が形成される。本研究では再循環の形成にロスビー波の整流作用が寄与することや、ロスビー波の発生のしくみを明らかにした。また東西縞状ジェットは現実海洋の黒潮続流が分岐して生じるフロントに対応し、風によって生じるスベルドラップ流によって数年から十年規模で南下することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再循環の形成にはRhine and Young (1982)によって従来から提唱されていた渦位一様化よりもロスビー波の整流作用によるものであることが強く示唆された。また黒潮続流域での東西縞状ジェットの発生には従来の観測的研究で指摘されていたシャツキー海膨などの海底地形は本質的でないことが示された。本研究で得られた結果は再循環と東西縞状ジェットのしくみの理解を深めるとともに、黒潮続流域の時間平均的循環や長期変動を理解することにも寄与すると期待される。
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