研究課題/領域番号 |
17K05685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 金沢学院大学 |
研究代表者 |
佐々木 圭一 金沢学院大学, 基礎教育機構, 准教授 (50340021)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | サンゴ礁性石灰岩 / ボーリング掘削 / 喜界島 / 海面変化 / 氷期 / ターミネーションⅡ / 酸素同位体ステージ6~5e / 化石サンゴ礁 / 石灰岩 / サンゴ礁地質学 / 第四紀学 / 氷河性海水準変動 / 化石サンゴ / 炭酸塩岩 |
研究成果の概要 |
人類の時代である第四紀の氷期ー間氷期の気候変動の中で,海面が100m以上,上昇した15~12万年前の融氷期ターミネーションIIにおいて,一時的な低下イベントが起きたのか?その時期と規模は?その解明を目指すプロジェクトの第一歩として,琉球列島喜界島でのボーリング掘削を含む地質調査により,この時期の地層(サンゴ礁性石灰岩)の分布状況と,氷期のサンゴ礁が“沈水”していった変化を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この時期の地層(特にサンゴ礁性石灰岩)を陸上で観察できる場所は,世界的にも限られている.喜界島ではサンゴ化石の年代は報告されていたものの,地層の分布やその詳細が不明であった(詳細な地質図が未完成).本研究成果は地質図の重要なデータとなることに加えて,プロジェクトの次のステップ(詳細な高精度年代測定と化石群集変化の復元)のためのベースとなる.そして将来的には,中期/後期更新世境界の理解に繋がることが期待される. また,サンゴ礁の北限に近い喜界島から氷期のサンゴ礁が見つかったことは,気候変動と生物地理の分野でも貴重なデータとなる.
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