研究課題/領域番号 |
17K05687
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
野田 篤 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 研究グループ長 (50357745)
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研究分担者 |
山田 泰広 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 研究プラットフォーム運用開発部門, 室長代理 (20362444)
宮川 歩夢 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 研究グループ付 (50611191)
高下 裕章 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 産総研特別研究員 (20849096)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 地質学 / 沈み込み帯 / 付加体 / 海山 / 前弧堆積盆 / 土砂収支 / 堆積 / 地球科学 / 堆積盆 / アナログ実験 / 数値計算 |
研究成果の概要 |
付加体と前弧堆積盆を形成する実験を行い,付加体とバックストップとの間に形成された前弧堆積盆の埋積様式が土砂供給量の変化にどう対応するかを調べた.この結果,上面に平坦面をともない前縁斜面に傾斜変換点が生じるタイプと連続した緩い前縁斜面が形成されるタイプとの2つのタイプが見られ,上面における堆積作用が付加体底面に作用するせん断応力を変化させ,地形の異なる前弧斜面が形成されたと考えられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
沈み込み帯における重要な構成要素の一つである前弧堆積盆は,島弧の隆起・削剥・気候・火成活動などの履歴を高解像度で保存するだけでなく,島弧前縁の変形履歴を反映した形状変化や埋積様式を示している.しかし,プレート境界での物質的・力学的な変動に対する前弧堆積盆の応答の詳細は良く分かっていない. 本研究の成果により,前弧堆積盆の傾動・沈降・埋積過程から島弧前縁のひずみ履歴を議論することが可能となった.
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