研究課題/領域番号 |
17K05720
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球宇宙化学
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研究機関 | 同志社大学 (2018-2019) 日本経済大学 (2017) |
研究代表者 |
丸山 誠史 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (10444647)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 水月湖 / テフラ / 火山ガラス / LA-ICP-MS / 化学組成 / コア試料 / 第四紀 / クラスター分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、「世界の標準時計」と言われる水月湖コア試料に含まれるテフラの識別及び対比を目的として、レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法(LA-ICP-MS)を用いた主要・微量元素測定手法をテフラ試料中の火山ガラスに適用し、得られた化学組成に基づきテフラ試料の識別および対比、相互関係の解析を行った。また本手法のさらなる改良を目的として、水月湖テフラ試料と対比されている広域テフラ試料に関しても測定を行った。研究成果は国際誌や国内学会誌等に投稿し、国内の学会において発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、火山ガラスの化学組成がテフラ試料のより正確な識別・分類のための手がかりとなり得ることが示された。この事は、水月湖年縞堆積物試料の持つ「世界の標準時計」としての重要性を、テフラ年代学的情報から再認識することに直結している。 本研究で開発・改良が行われた火山ガラス定量分析法は、これまで主要元素と微量元素で別々に行われてきた測定を一度に、かつ短時間のうちに行うことが可能である。本手法が広く導入されることにより、今後のテフラ研究が大いに促進されることが期待できる。このことは過去の火山活動に関する従来以上にきめ細かい情報が得られることに繋がり、防災計画策定などにも有効な情報となり得る。
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