研究課題/領域番号 |
17K05806
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
大津 英揮 富山大学, 学術研究部理学系, 准教授 (80433697)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 金属錯体 / 二酸化炭素多電子還元反応 / 有機ヒドリド / 光エネルギー変換 / 再生可能エネルギー |
研究成果の概要 |
本研究「光再生可能な有機ヒドリドの自在制御に基づく二酸化炭素多電子還元錯体触媒の開発」では、新しい分子設計に基づく新規NAD+型配位子やNADH型配位子を有するルテニウム錯体の合成・X線結晶構造・分光学的性質・電気化学的特性を明らかにしただけではなく、NAD+型ルテニウム錯体からNADH型ルテニウム錯体への特異な光有機ヒドリド貯蔵反応機構の解明もすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
補酵素の機能を範とした光エネルギーを化学エネルギー(有機ヒドリド)として貯蔵可能な新しい錯体分子を合成単離することができ、可視光照射によるNAD+型からNADH型ルテニウム錯体への光有機ヒドリド貯蔵反応に関して知見を得ることができた。これらの研究成果は、二酸化炭素を多電子還元し得る高活性な錯体触媒の開発につながり、学術的に大きなインパクトを与えるに留まらず、資源・環境・エネルギー問題の抜本的解決にも多大な貢献が見込まれる。
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