研究課題/領域番号 |
17K05873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
佐藤 徹雄 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (70369924)
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研究分担者 |
大井 秀一 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (00241547)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 9族元素アート錯体 / ジチオラート配位子 / 均一触媒 / 触媒機能 / ヒドロシリル化反応 / ジシロキサン / ロジウム / イリジウム / アート錯体 / 触媒反応 / 反応活性種 / 遷移金属錯体 / 触媒活性種 / 合成化学 / 有機金属化学 / 有機合成 / 触媒化学 |
研究成果の概要 |
空気中で取り扱うことのできる1価ロジウムおよびイリジウムジチオラート錯体の合成法を確立し、これらのアート錯体の構造決定と理論計算による特性評価を達成した。さらに、合成した1価9族元素ジチオラート錯体による低活性共有結合の切断を経る分子変換反応の開発に取り組んだ。ロジウムジチオラート錯体を触媒とする電子不足アルキンのヒドロシリル化反応においては、他のロジウム錯体とは異なる選択性で反応が進行することを見出した。一方、新規イリジウムジチオラート錯体は,ヒドロシランからのジシロキサン合成において高い触媒活性を示すことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1価9族元素アート錯体の合成および触媒反応への展開は極めて限られており、これらのアート錯体に特有の触媒機能が見出された例はこれまでにない。本研究において、特にロジウムジチオラート錯体が他のロジウム錯体とは異なる触媒機能を有することを実証したことは、アート錯体触媒を用いる新たな分子変換反応の方法論を提案するものであり、学術的意義は大きい。
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