研究課題/領域番号 |
17K05901
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
諏訪 雅頼 大阪大学, 理学研究科, 助教 (90403097)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 減衰振動パルス磁場 / ファラデー効果 / 磁気誘起直線二色性 / 高感度測定 / 酸化鉄ナノ粒子 / 回転運動 / 局所粘性測定 / 減衰振動磁場 / 磁気光学効果 / 直線二色性 / 磁気ナノ粒子 / 回転緩和 / 高感度検出 / 磁気配向 / 局所粘性 / パルス磁場 / 減衰振動 / 磁性ナノ粒子 / 光学異方性 / ブラウン回転 / ファラデー回転 / 磁気キラル二色性 / 高感度・高精度化 / 顕微測定 |
研究成果の概要 |
減衰振動パルス磁場を利用して、分析手法としての応用が少なかった磁気光学効果を高感度・高精度に測定するための基盤技術を構築した。特に、磁気誘起直線二色性の高感度測定による磁気ナノ粒子(MNP)の回転運動ダイナミクスを定量的に観測できたことは、当初の期待を上回る成果であった。ロックインアンプとの併用により、さらに高感度な測定が可能であることや、様々な環境下(高分子ポリマー中やリポソーム中)にあるMNPの回転運動を測定可能であることも示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
減衰振動パルス磁石は安価かつ小型であるため、パルス磁石や強力交流磁石のような電源のためのスペースが不要である。コイル形状の工夫によっては様々な光学系との組み合わせが可能であり、例えば顕微系にも適用できる。またMNPの回転運動観測は、磁気ナノ粒子イメージングや磁気温熱療法のようなMNPを応用した医療技術に基礎的な知見を提供できるほか、ゲル網目間や微小流路内のような局所環境の粘度測定に利用可能と期待される。
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