研究課題/領域番号 |
17K05927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 姫路獨協大学 (2018-2019) 富山大学 (2017) |
研究代表者 |
阿部 肇 姫路獨協大学, 薬学部, 教授 (10324055)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ピリジン / フェノール / ジフルオロメチル / アリールアセチレンオリゴマー / 水素結合 / 糖認識 / らせん / 超分子化学 / ホストゲスト化学 / らせん分子 / アルケンメタセシス |
研究成果の概要 |
2017年度は富山大学にて、2018~2019年度は姫路獨協大学にて「ピリジン-フェノール交互型オリゴマー」「ジフルオロメチル含有オリゴマー」の開発に取り組んだ。それらの分子設計では、分子認識によるキラルならせん型高次構造の形成と、その構造の安定化を狙った。実際に合成と機能評価を進める中で、「ピリジン-フェノール交互型オリゴマー」では、分子内で2架橋が可能なオリゴマーの合成に成功し、糖を作用させてキラルならせんを作らせながらアルケンメタセシスによる固定化が観測された。「ジフルオロメチル含有オリゴマー」では、ビルディングブロックの合成法の確立と、一定の長さのオリゴマーまでの伸長まで進んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
らせん型の構造は、核酸や蛋白質にも見られるなど、機能的な高次構造のひとつである。本研究では、官能基を持つ芳香環をアセチレン結合を介してつないでいったオリゴマーを設計、合成し、官能基による分子認識と、らせん型構造の形成、安定化を狙った。ピリジン環とフェノール環を交互につないだ「ピリジン-フェノール交互型オリゴマー」、官能基としてジフルオロメチル基を持たせた「ジフルオロメチル含有オリゴマー」を設計した。前者のオリゴマーでは、合成法の確立および糖質の添加によるキラルならせん構造の構築、およびその安定化に成功した。後者では、ビルディングブロックの合成法の確立と、一定の鎖長のオリゴマーの合成まで進んだ。
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