研究課題/領域番号 |
17K05960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
グリーン・環境化学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 |
研究代表者 |
小野 大助 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 森之宮センター, 理事 (30416317)
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研究分担者 |
川野 真太郎 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 森之宮センター, 主任研究員 (50646198)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 化学分解性 / アミド基 / 粘性 / ジェミニ型 / アミド型 / 乳化 / 洗浄 / 生分解性 / ジオキソラン / 化学分解機能 / 増粘効果 |
研究成果の概要 |
酒石酸ジエチルから、アミド基を有する1,3-ジオキソラン型化学分解性非イオン両親媒性化合物とジェミニ型アニオン両親媒性化合物を合成した。基本的界面物性は、通常型の界面活性剤と比べ優れていた。酸分解特性は、1M HCl条件下、5日で分解することが分かった。乳化特性は、大豆油に関しては通常型よりも優れており、シリコーンオイルと流動パラフィンにおいては、同等の性能を有していた。また、生分解性は、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)よりも高い値を示した。洗浄力は、硬水中においてはJIS指標洗剤(LAS)よりも優れていた。粘度特性は、トルエン、クロロホルムに関して増粘効果が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、天然物由来品である酒石酸を出発物質として用い、簡便な操作で効率良く合成することを念頭に置き、酸に応答して分解する新しい界面活性剤を開発した。 性能として低起泡性かつ泡切れの良さを有し、硬水中においてJIS指標洗剤やヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドより洗浄力が優れていた。これら得られた結果から、本研究で得られた界面活性剤は、食洗器用など低泡性洗浄剤としての利用が期待できる。 また、クロロホルムにおいて増粘効果を有し低分子でのゲル化剤としても期待できる。
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