研究課題/領域番号 |
17K06020
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機工業材料
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研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
斧田 宏明 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 講師 (80360246)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 化粧品 / 白色顔料 / 酸化亜鉛 / 光触媒 / 粒子サイズ / 光触媒活性 / 粒子サイズ制御 / コアシェル型微粒子 / 顔料 |
研究成果の概要 |
現在、化粧品用の白色顔料(顔料;水・油に不溶な着色用の粉末)として用いられている酸化チタンや酸化亜鉛は光触媒活性が強いため、日光による皮膚障害を招く恐れがあり、代替品の開発が求められている。 そこで、本研究ではこれまでのリン酸塩白色顔料の研究成果を基に、酸化亜鉛微粒子をリン酸処理することにより、表面をリン酸亜鉛に変化させたコアシェル型顔料の作製を行った。光触媒活性が抑制されているため皮膚障害の恐れが低いうえに、均質かつ適切な粒子サイズをもつため滑らかな塗布が可能な新規化粧品用白色顔料を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、化粧品や日焼け止めの成分として酸化チタンや酸化亜鉛が用いられているが、これらは日光に含まれる紫外線に当たることにより皮脂を分解し、肌に負荷をかけている。そのため、化粧品や日焼け止めを用いることがシミや皮膚がんの要因になっているという報告もある。本研究では、紫外線に当たっても皮脂をあまり分解しない化粧品成分を開発して、肌に優しい化粧品を生み出すことに貢献するものである。
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