研究課題/領域番号 |
17K06086
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
武澤 英樹 工学院大学, 先進工学部, 教授 (40334148)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 放電加工 / 永久磁石 / 磁石内部温度 / 表面磁束密度 / 初期着磁率 / 磁石内部温度分布 / 熱伝導解析 / 表面磁束密度分布 / 内部温度分布 / 熱物性値 / 磁性材料 |
研究成果の概要 |
放電加工等により着磁磁石の形状の制御と磁化の制御とを「同時に」,あるいは「独立に」行う手法の確立を目指してきた.本研究では,放電加工中の磁石内部温度分布の把握と,加工面磁束密度変化を明らかとできた.加工の進行に伴い,加工面磁束密度が低下するため,放電加工特性が変化するのではと気づき,初期着磁率の異なる磁石への放電加工を試みた.その結果,飽和状態に着磁された磁石では,加工により発生する加工粉が加工磁石面に再付着するため,その加工粉へ放電が生じていることがわかった.そのため,初期着磁率が低い磁石に対して加工時間が長くなり,入力エネルギが大きくなるため,磁束密度低下が加速されることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
各種モータや電子機器に多用されている永久磁石の,小型・複雑形状の磁石成形において,小数ロットあるいは寸法サイズが小さすぎる場合は,金型での対応が難しい.そのため,市販磁石に追加工を行う,あるいは市販磁石からより小さなサイズの磁石に分割する等の加工技術の確立が必要になる.本研究で提案される放電加工による永久磁石への加工では,穴加工等の形状加工はもとより,ワイヤ放電加工による切り出し加工も可能である.その際,必要となる磁力を保ったまま,あるいは磁力を制御しながら加工を行うための放電条件の設定目安を示すことができている.
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